終戦記念日から感じた命

あれから75年が経ったらしい。
僕が産まれる35年も前だけれど。

たくさんの人が、
たくさんのものを失った時代。
全く想像もできないけれど、
人が人を殺していた時代。
人を殺したら褒められた時代。

昔々から人は、争い合い、
人を殺めて生きてきた。
それが自然だったのでしょうか。

豊かな自然の中で、小さな虫は、草を食べ、
大きな虫は、小さな虫を食べ、
大きな虫は、動物に食べられる。
そういうふうに、
自然界はバランスをとっているけれど、

それと同じだったのでしょうか。

75年間、戦争は行われず、
人は殺し合いをやめた。

そして、今、新型コロナが、
人を殺そうとしている。

それも、ひょっとしたら、どこからともなく
自然の力が働いているのかもしれない。

でも、きっと人は、特効薬を作り出し、
新型コロナを淘汰する日が来ると思う。

医学が発達し、命の時間を延ばす事。
それって、不自然なことじゃないの?
って思うことがある。

命あるものはいつか死ぬ。
医学がなければ、
その命の終わりは自然と訪れると思う。
病気や、事故もあるだろう。

でも、愛する人を失いたくない。
愛する人を助けたい。

そんな人の感情から、
きっと、医学が生まれたんだと思う。

でも、大きな大きな、地球規模で見ると、
人がどんどん増えることが、
いいことなのかどうかはわからない。

人は大半、自然を破壊する。
地球を滅亡させるのは人なのかもしれない。

結局、人は、自分で自分の首を
締めているだけなのかもしれない。

私は、介護の仕事をしているのですが、
時々わからなくなる時がある。

この人は、私にご飯を食べさせてもらっているけど、本当にまだ生きていきたいんだろうか。
って。

大体そういう方は、もう自分の意志で喋ることができなくなっている方が多いので、
本当のお気持ちを聞くことができない。

「まだ、生きていたいんだ。」

って、仰られるなら、全力で力になりたい。

でも、

「もう充分だ。何も思い残すことはないよ。」

って、もし、思っておられるなら、
私がしていることは、何なんだろう。

生きる自由があるのなら、
死ぬ自由もあると私は思う。

でも、それは若者のことではなく、
ずーっと頑張って自分の人生を生きていらっしゃった、我が人生に一片の悔いなし!!!
っていうぐらいの高齢者の方の話だけれど。

私も、人生に一片の悔いも無かったら、
愛する人の腕の中で死にたい。

または、愛する人と一緒に死にたい。

それが、1番幸せな最期だと、
今のところは思っている。

これを読んでくださったあなたは
どう思っているのだろうか。